こんにちは、初めまして。
僕はアラハラスヤッホ代表の吉田です。
このブログは、商品のこと、アラハラスヤッホの考えていること、これからやろうとしていることを文章として書いていこうと思います。
文章を書くことは割と好きなんですが、会社のブログを、簡単にいうとお金のためにという部分が根っこにある状態では書きたくはないなあと思って足踏みをしていた部分がありました。
最近いい感じに、肥大する欲望ベースではないところで会社や商品などについて言葉にできそうな気がしたので、初めてみたところです。
いつまで、どういうペースで、どんな内容のことを書くのかは未定ですが、今回はアラハラスヤッホが考えていることについて書いてみようと思います。
************************
アラハラスヤッホは今、補助事業を使った林業を使って山に日々はいり、山が日常にある暮らしを送っています。
売り上げ的にも90%ほど補助事業に頼っています。
なぜ補助事業を使うのかというと、山で仕事をする上で、それ以外の選択肢がほとんどない現状があるからです。
もちろん、補助事業を行うことでマクロ(の数字)の部分で改善される部分もあるし、山に光や風を入れることはとても重要なことです。
ただ、僕は山を綺麗にする、保護するために木を切るということを全くやりたいと思わないのです。
保護するという考え方は、管理者の考え方です。いつ僕らが自然の管理者になったのでしょうか?
僕らが生み出せる自然物は排泄物と代謝物と子供くらいです。
自分が生み出したものではないのに、いやそうであったとしても、管理者であることが人間の根本であるとはどうしても思えないのです。
なので現状、僕らは矛盾を抱えながら山に入っています。
もちろん自然の中にいることでその視点が生まれて、日々考えることができるのです。
そして木々は、そんな矛盾を抱えながら切っていても、受け入れてくれるような気がしています。
木って本当に懐の深い生き物です。
僕はその矛盾を解消するために、日々いろんなことを考えています。
山で、もしくは自然の見える室内で。
考えること、そして思いつくことが好きなので、壮大なことからみみっちいことまで色々思いつきます。
その中で、リアルに、力を入れずに楽しくできる、シンプルな事業として山のものを加工、もしくはそのまま商品として販売することにしました。
araharasuyafoのメンバーである後藤さんと事業についてあーでもないこーでもないとよく喋るんですが、彼も自分で屋号を持って椅子を作り始めていたので、とてもタイミングが良いこともありました。
自分一人ではできないようなことを始めるときに、同じ方向性でできそうな人がいることは幸運です。
彼はVernacularworksという屋号を持って椅子作りを始めています。
アラハラスヤッホのショップページで販売しています。商品や作家のことは改めて次の記事で紹介したいと思っています。
******************
アラハラスヤッホは、心を動かされるようなものを山で見つけてお届けします。
山というものは地形、素材、生命の連続性など、どれをとってもとても複雑にできています。
ほんの数十年前まで、生活のためにその山からあらゆるものを調達していた時代がありました。
その中には神様もいて、祭りがあり、ファッションも、物語もありました。
複雑な世界から様々なものを見出していたのです。
調達するにしても、僕は狩猟採集的なもの、農業的なもの、創造物的なものがあると思っていますが、その中で狩猟採集的なものと創造物的なものにとても惹かれます。
狩猟採集的なものとは、自然発生して溢れているものをいただくこと。溢れる豊かさをありがたがること。
創造物的なものとは、僕が考える人を人たらしめるもの、観察者という視点から生まれるものです。
創造物的なものの具体的例として、日本で言うと巨石や巨木信仰だったり、エジプトで言うとピラミッドだったり。
社会的、日常的な人間を超えた人間を体感をさせるもの、そしてその状態から生まれた概念やシステムや物事を創造物的なものというふうに、とてもざっくりと名前をつけています。
山仕事として今までやっていた炭焼きや薪、林業という調達方法は現代には合ってない部分があるので、新しい調達方法を生み出していくことが大事です。
つまり個々人のひらめきやあそびが、山や自然にとって大事なんじゃないかと思っています。
ちょっと話がややこしくなってしまいましたが、アラハラスヤッホはそういうものを、山から調達してきたいと思っています。
最後まで読んでくれてありがとうございました^^
サイトにタグがないため、現在ここに表示するものはありません。