Alaharasuyafoは、人と土地の関わり方を変える会社です。
誰も入ることがない所有で閉じられた山々を、痕跡ができるだけ残らない形で、多くの人に開かれた公共空間にしていくことが目的です。
海は多くの人に開かれた空間です。
地域によって禁止されているところもありますが、釣りやキャンプ、焚き火やアクティビティなど、自由に過ごすことが許容されています。
山はどうでしょうか。日本人は食料、燃料、建築資材、美、様々な素材、宗教など、様々なものを山から享受し、地域で守ってきましたが、私たちが入る山々は数十年放置されている場所だらけです。
所有者は税負担に苦しみ、所有によって山は誰も入らない場所として閉じられています。
私たちはそのような山々を所有し、海のように自由に享受できる環境を作ります。
そのために、私たちは
・森林整備を入り口に山主と信頼関係を築き、売買や山林贈与の受け入れ、管理契約を通して管理山林を増やす
・山林の資源を活用し、経済的に持続可能な形で管理山林を運営する
・海の利用や自然享受権などを参考にしつつ、時間をかけてボトムアップ的に仕組みをつくる
ということを、できる範囲で進めます。
私たちは「人の跡を残さない」という原則を設定しています。これは枷であると同時に、美の基準でもあります。ゴミは当然ながら、焚き火の跡も残したくないなと思っています。
私たちの活動は、アウトドアアクティビティやキャンプユーザーが増えている昨今のビジネスの流れを力強くサポートする力になると確信しています。
なぜなら、現在の山林の所有が分散している状況は、自然のフィールドをビジネスで活用する上で足枷になってしまっています。私たちの活動はその足枷を外し、ビジネスを含めた、自然とのあらゆる関係性を育みます。
短期的な目標として
・所有面積をバチカン市国を超える40haに増やすこと。
・山林資源を活用したビジネスを生み出し、活動の持続性を高めること。
超長期的には、日本に暮らす人々や訪れる方々が、跡を残さないという美学の上で、それぞれの方法で、スムーズに周囲の山々や川と交流することができる。
alaharasuyafoはそのような文化が浸透している状態を目指しています。
2024.1