Alaharasuyafoは、人と山の関わり方の構造を変える会社です。

変えようとしている構造は二つに集約されます。

①分散して曖昧な所有→集約されて明確な所有

林業的な価値が低い森林を中心に集約化して、自由度の高い公共性のある空間を生み出す

②農的な関わり(里山的空間)→狩猟採集的関わり

労働集約によって価値を生み出す場=農的な関わり(里山)ではなく、個々人の人生、暮らしにとって必要な感覚や環境、素材などを調達する場=狩猟採集的な関わりを提案する

このために、私たちは森林整備を入り口に山主と信頼関係を築き、集約化、売買や契約交渉、管理、運営を行っています。山の価値が目減りしていることで、山を所有していることに困っている山主さんからは、山を受け入れる活動を行っています。
信頼関係を築いたり、受け入れた山は、会員制自然享受権や、レンタルテントサウナの設置場所として利用しています。

会員制自然享受権をはじめとする私たちのサービスでは、「人の跡を残さない」という原則を設定しています。これは枷であると同時に、美の基準でもあります。ゴミは当然ながら、焚き火の跡も残すことは許されません。
また、農的な関わりを狩猟採集的な関わりに全て取って代えるという話ではなく、狩猟採集的空間が里山や林業適地のような農的空間を包みこむ配置をイメージしています。

私たちの活動は、アウトドアアクティビティやキャンプユーザーが増えている昨今のビジネスの流れを力強くサポートする力になると確信しています。

なぜなら、現在の山林の所有が分散している状況は、自然のフィールドをビジネスで活用する上で足枷になってしまっています。私たちの活動はその足枷を外し、ビジネスを含めた、自然とのあらゆる関係性を育みます。

短期的な目標として

3年で所有面積をバチカン市国を超える40haに増やすこと。

自由度の高い会員サービスを通して、自由度の高い公共性に向けて運営体制を強化していくこと。

山林資源を活用したビジネスを生み出し、活動の持続性を高めること。

超長期的には、日本に暮らす人々や訪れる方々が、跡を残さないという美学の上で、それぞれの方法で、スムーズに周囲の山々や川と交流することができる。
alaharasuyafoはそのような文化が浸透している状態を目指しています。